在留カードの見方|外国人雇用で確認すべき就労制限と有効期限
更新日:9月15日

外国人を採用する企業は、在留カードの「在留資格」「就労制限」「在留期間(満了日)」を、採用前に必ず確認する必要があります。見た目だけで判断せず、表面・裏面・カードの有効性をセットで確認しましょう。
外国人雇用については、外国人雇用の手続き完全ガイド|採用前から就労開始後まで企業がやることでも詳しく解説していますので、こちらもぜひご確認ください。
在留カードで最初に確認する3項目
1.在留資格
在留資格によって、日本で行える活動の範囲が異なります。仕事内容がその在留資格で認められる活動に含まれるかを確認してください。在留資格名だけで判断しにくい場合は、本人の職歴・学歴と実際の業務内容も含めて検討します。
2.就労制限の有無
表面の「就労制限の有無」欄を確認します。「就労不可」と記載されていても、裏面の「資格外活動許可欄」に許可内容が記載されている場合があります。留学生や家族滞在の方をアルバイトで雇う場合は、裏面まで確認してください。
就労不可の在留資格については、就労不可の在留資格とは|資格外活動許可の例外と企業の確認方法でも詳しく解説していますので、こちらもぜひご確認ください。
3.在留期間(満了日)
満了日前に更新や在留資格変更を申請している場合、一定期間は従前の在留資格で在留できる「特例期間」に入っていることがあります。そのため、満了日を過ぎているという一点だけで、直ちに不法残留と決めつけることはできません。
特例期間を確認する方法
本人に申請受付票やオンライン申請の受付情報を提示してもらい、申請状況を確認します。在留カード裏面に申請中である旨が記載されている場合もあります。判断に迷う場合は、就労を開始させる前に専門家へ確認してください。
カードが本物か・有効かも確認する
在留カード番号失効情報照会や、出入国在留管理庁の在留カード等読取アプリを利用すると、カード番号の有効性や券面情報を確認できます。ただし、番号照会だけでカードの真正性が完全に保証されるわけではないため、券面・顔写真・本人確認書類も合わせて確認してください。
資格外活動許可の見方
裏面の資格外活動許可欄には、許可された活動の範囲が記載されます。包括的な許可と個別的な許可があり、働ける時間や業務範囲が異なることがあります。留学生の一般的な資格外活動許可は、原則として全勤務先の合計で週28時間以内です。長期休業期間中の扱いも含め、許可内容を正確に確認してください。
留学生のアルバイトについては、留学生アルバイトの28時間ルール|掛け持ち・計算方法・長期休暇を企業向けに解説でも詳しく解説しているので、こちらもぜひご確認ください。
企業が残すべき確認記録
在留カード表裏を確認した日
在留資格、在留期間、就労制限の記載
資格外活動許可の有無と範囲
本人と顔写真の照合結果
カード番号の有効性を照会した記録
更新・変更申請中の場合の受付情報
実際に担当させる仕事内容
個人情報を含むため、写しを保管する場合は利用目的、閲覧権限、保管期間を定め、適切に管理してください。
確認時の注意点
在留カードの確認は採用時だけで終わりではありません。在留期限の前に再確認日を設定し、仕事内容や勤務時間が変わる場合も、在留資格の範囲内かを改めて確認してください。
まとめ
在留カードは、表面だけでなく裏面、資格外活動許可、更新申請中かどうか、カードの有効性まで確認して初めて、就労可否を適切に判断できます。判断に迷う場合は、雇用開始前に行政書士事務所に相談することをおすすめします。
行政書士の選び方については、外国人雇用のビザ手続きは行政書士に相談すべき?依頼できる業務・費用・選び方まで解説でも詳しく解説していますので、こちらもぜひご確認ください。




