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翻訳だけでは終わらない。翻訳者とライターの両方ができるメリットとは

2022年2月7日
読了時間: 5分
英語の本の上の眼鏡

自己紹介させていただきます。



私は行政書士ですが、ライター&英語翻訳者も並行して行っています。今回はライター&翻訳者という仕事の在り方についてご紹介させていただきます。


「ライター」でもなく、「翻訳者」でもなく、どうして「ライター&翻訳者」なのか?と思われるかもしれません。理由は簡単かつ単純で、ライターと翻訳者の両方のスキルを合わせた仕事ができるからです。では、それはどんな仕事なのか?ということを、これからご説明します。


英語の原稿を日本向けの記事にしてほしいという依頼


フリーランスとなって間もないころ、私はある依頼を受けました。英語の文章を渡されて、これを基に日本語で記事を作成してほしいと言われたのです。私が翻訳者でもあり、ライターでもあるのでもらった仕事でした。


依頼者は外国人で、日本でビジネスをしたいと考えている。自分の商品を日本で売りたい。しかし日本語はわからない。という状況でした。


翻訳だけでは解決できない問題


そこで、英語の商品詳細を渡され、これを基に、日本のマーケットで売れるように日本語で記事を書いてほしいと言われたのです。その仕事をするためには、まず、英語が読めなければいけません。読めなければ、どんな商品なのかわかりません。そして、ライティングのスキルもなければいけません。マーケティングに適した文章が書けなければ、日本で商売ができないからです。


作業は試行錯誤を極めました。なにしろ、そんな仕事はしたことがありません。翻訳なら英文を読んで訳す。ライターなら和文の資料を読んでコンテンツにします。しかし今回は、その両方が求められています。そこで、英語の資料を訳出するとき、なるべくライターの仕事をするときのように作業するようにしました。訳すのではなく、そのまま読み物になるように訳するのです。意訳とも違います。英文の資料を、和文の資料を読むときのように読んだのです。そこに言語の垣根は存在しません。これが功を奏しました。


翻訳者とライターを分けると何が起こるのか


翻訳に「マーケティング」という分野があり、私の専門分野の1つでもあります。マーケティング分野の翻訳では、プレスリリースや商品紹介記事を翻訳します。翻訳者が訳しても、エンドクライアントはその文章をそのまま媒体に出すことはできません。たいてい、そういう文書は、マーケティングに適した文章ではないからです。そこで、媒体に出す前に、エンドクライアントはたいてい、その訳文をエディターに渡して、マーケティングできる文章にリライトしてもらいます。


しかし、この方法にはひとつ問題点があります。ライターは、原文の意味を理解できないという点です。ライターは訳文だけ読んでリライトするので、原文に含まれるニュアンスはわからないし、知りようもないです。英文を書いた人の想いを理解できないのです。また、訳出によって意味が取りづらい文章になることもあります。これは誤訳というわけではなく、英語と日本語という全く違う言語をスイッチしたことによるズレです。風景を絵画にしようとすると、風景そのものとは違う要素が含まれてしまうことがあります。それと同じです。


このような理由で、翻訳者の訳した文章をリライトした文章は、英文とは違う内容になってしまうことがあります。


翻訳とライティングの両方ができるメリット


翻訳者というのは、海外生活をしていたりして、英語はうまいですが、日本語はあまりできません。私の知っているバイリンガルの人は、英語はもう素晴らしくペラペラなんですが、「焼き肉」の「焼」という字が、書けなかったです!反対にライターは、日本語はうまいですが、英語ができない人が多いです。ですから、英語と日本語の両方がかかわる仕事では、分業するしかないわけです。


しかし、ライターでもあり、翻訳者でもある人物に依頼すれば、原文を渡すだけでことはすみます。エディターを介することなく、エンドクライアントはマーケティングに適した文章を即座に手にすることができるのです。そして英文の意味を損なうことはありません。日本語にして意味の取りづらい箇所は、原文を参照しながらなるべく意味を損なわない表現に整えることができます。エンドクライアントにとっては、手間が省けて便利です。


訳して原稿化して渡すと、クライアントはとても喜んでくれました。そしてそのあとも依頼をいただきました。


そのとき私の脳天にひらめきました。これはビジネスチャンスになるのではないか?英語もできる、日本語もできるというのは、他にはない、自分の強みになるのではないか?そう直感したのです。


私の直感を裏付けるかのごとく、その後もさらに、いろいろなバリエーションで翻訳者&ライターの仕事がやってくるようになりました。


現在は契約書翻訳・外国人雇用関連の記事も執筆しています


英語を日本語に訳すだけなら翻訳者でもできます。しかし、契約書や在留資格に関する文書は、単に訳すだけでは十分ではありません。内容を正しく理解し、それを企業担当者や外国人本人にも分かりやすく説明する力が必要です。


私は翻訳者として英文を読み解き、ライターとして分かりやすく伝える仕事を続けてきました。現在このサイトでは、


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などについて、実務で役立つ情報を発信しています。


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