英語の一次情報を読めるライターが強い理由|外資系案件で気づいたこと

前回の続きです。外資系大企業のオウンドメディアで英語と日本語の両方のスキルを活かしたお仕事を任された私。その作業の詳細について、お話しします。
外資系企業のオウンドメディア案件で任されたこと
テーマはエンドクライアントが決めますが、それについてどの資料を使うのかはすべて私に裁量が与えられました。
どこを切り取るか、どのように見せるかは私が決められるということです。そして、探す資料は言うまでもなくすべて英語・・・
ときには英語のビデオ(英語字幕付き)で情報収集することもありました。
言うまでもないことですが、最初は試行錯誤を極めました。初めてのことですから、右も左もわからないわけです。どの資料が重要なのかもわからない。しかし、ひたすらプレスリリースを読んだり公式発表を読んだりすることで、だんだんとコツがつかめてきました。継続は力なりとはこのことです。
ライターの仕事は「書くこと」だけではない
この仕事は、普通のライターの仕事とは大きく異なっていました。当時、ライターとしても経歴がそれほどあるわけではありませんでしたが、それでも流れとしてはだいたいのところはつかめていました。
記事制作の基本的な流れ
ライターの場合、
①だいたいのイメージをつけておく
↓
②情報収集
↓
③記事の素材として適したものをピックアップ
↓
④記事を書く
という順序で進めていくと思います。これがスタンダードな流れです。取材をするときは、②の前、あるいは②と並行して行います。
英語の情報収集で見えてきた壁
しかし、このお仕事の場合、①と④はできますが、②と③はライターだけのスキルではできません。つまり、情報収集とピックアップは、英語がわからないと手も足も出ないわけです。
必要な資料を探すのは意外と難しい
英語がわからなくても、記事を書くことは不可能ではありません。英語がわかる人に、「こういうものを探して」と頼んで②と③を代行してもらえばいいのです。しかし、往々にしてそれは、そのライターが「頭の中で思い描いていたもの」のピンポイントではありません。微妙にずれている、もしくは大きくずれていることがあります。生まれも育ちも考え方も違う、別人に探してもらうわけですから、これは当然です。しかもその人はライターでない可能性があります。そうすると、資料の見つけ方もおのずと変わってきます。
翻訳された資料では失われるニュアンスもある
また、探してもらった資料をライターが読むには日本語に翻訳してもらわなければいけません。そうすると、原文を読んでいれば見つけることができたはずのニュアンスが、訳文ではそぎ落とされてしまうことがあります。
つまり、原文を読んでいれば、「おお、これは使える!」と思えた文章が、翻訳された文章だと、「なんか違うな」と思われて、スルーされてしまう可能性があるということです。
翻訳者&ライターだからできること
これはライターにとっても、エンドクライアントにとっても、損失が大きいです。これは誤訳ではなく、英語から日本語という、まったく異なる言語を置き換えるときに、発生してしまうものです。
情報収集から執筆まで一貫して対応できる
しかし、翻訳者&ライターなら話は別です。①~④まで、すべて自分の頭の中のピンポイントなイメージに基づいて進めていけるわけです!ほかのだれにも頼ることなく、自分だけで作業を完了できます。時間もコストも短縮できます。これは強いです。
英語の一次情報をそのまま活用できる
英語の一次情報をそのままライターの仕事に使えるというのはメリットが大きいです。私は英語の資料を、日本語の資料を読むように読むことができます。ですから作業感覚としては、日本語の資料を読んで記事を作成する、一般的なライターの仕事と違いはないです。
この経験から生まれた「翻訳者&ライター」という働き方
このお仕事を通じて、私のひらめいた「翻訳者&ライター」という働きかたを具現化することができたと思っています。ご依頼いただいたエージェントとエンドクライアントには、本当に感謝しています。
せっかくなので、これまでご依頼いただいたその他の翻訳&ライターのお仕事で、違うバリエーションも、いくつかご紹介していきますね。
現在も英語と日本語のハイブリッドなお仕事をしています
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