英語セミナーを記事化する仕事で求められた翻訳者&ライター+αの力

私がこれまでにいただいた、翻訳者&ライターのお仕事の詳細をご紹介していきます。
ほかの翻訳者&ライターのお仕事については、以下を参照してください。
翻訳者とライター、両方できたから外資系大企業の仕事を任された話
翻訳だけでは終わらない。翻訳者とライターの両方ができるメリットとは
英語の一次情報を読めるライターが強い理由|外資系案件で気づいたこと
英語のスピーチは翻訳だけでは記事にならない|外資系企業のイベント記事を作成した流れ
翻訳者&ライターとして担当した英語セミナーレポート
今回は、オウンドメディアに掲載する、自社開催のセミナーレポートです。しかしいろいろな意味で、これまで行ってきた翻訳者&ライターの仕事とは性質が異なりました。
会議は英語、納品も英語の記事
今回は、記事を作成するセミナーに参加して、その内容を英語のレポートとしてまとめます。そう、日本語ではなく英語で記事を書くのです。読み物としての記事をご希望でした。
セミナーの会場は、人として生まれたら一度は泊まってみたいなと思うような高級ホテルでした。張り切って、ICレコーダー持参で参加します。
同時通訳の音声をもとに記事の材料を探す
会議はすべて英語。ただし同時通訳が入っています。
帰宅後、ICレコーダーで録音した英語音声と、エージェントから提供された同時通訳の日本語音声を基に、記事作成していきます。「英語のスピーチは翻訳だけでは記事にならない|外資系企業のイベント記事を作成した流れ」のときはテープ起こしをいただきましたが、今回はありません。ですから自分で作成します。原文はセミナー参加時に私が自分で録音した英語音源、訳文は日本語の同時通訳です。
英語音声から内容を確認する
私はまず同時通訳の日本語音声を聞き、記事に使えそうなところを黄色マーカーで印をつけながらテープ起こしをしました。テープ起こしは、適宜読みやすいように加筆修正しながら進めます。次に英語音源を聞いて、印をつけたところに該当する部分を見付けます。見つかったら、今度はその部分を、英語でテープ起こしします。英語でのテープ起こしをする際も加筆修正します。つまり日本語と英語の両方のテープ起こしを行うということです。
英語で記事として再構成する
できあがった英語のテープ起こしを使って英語で記事作成します。記事の作り方は日本語のときと同じです。タイトルや見出しを加え、構成を整えます。ただし英語と日本語では、見出しをつくるにしても作法が違うので、それに則ったものにしなければいけません。いくつか案を考え、決めていきました。
同時通訳が必ずしも正しいとは限らない
ここで注意点があります。私は通訳者の方々を尊敬しています。とても負荷の高いお仕事だし、緊張感も並ではないと思います。音というのは発したそばからどんどん消えていくものだし、通訳するときにそれを聞きなおす時間はありません。
ですから一発勝負で、すぐ成果に結びつけなければいけません。
そのようなお仕事をされていることに対して、深く敬服しています。
しかしそれでも、いえ、だからこそかもしれませんが、通訳には誤訳が生まれてしまいます。おそらく、以下のような流れで起きているのではないかと想像しています。
発話を聞いて、瞬間的に理解できなかった、あるいは正確に意味がキャッチできなかった。
↓
すぐ通訳しないと、間に合わなくなる ←時間ほんと無いと思います
↓
発話内容と違うけれど、聞いて不自然のない内容でまとめてしまう
オーディエンスは、不自然を覚えることなく聞くことができます。しかし、あとからテープ起こしをして、発話内容と照らし合わせてみると、まったく違う内容だとわかります。ですから、同時通訳の日本語音声が必ずしも正ではないということに注意しないといけません。
このお仕事でも、日本語音声を聞いて「これは使えそう!」と思った箇所を英語で聞いてみたら、ぜんぜん違うことを言っていたということがありました。そういうとき、それでも探した箇所の発話が使える内容なら、同時通訳の日本語は考えに入れずに、英語のテープ起こしを記事に使います。探した発話の箇所が使えない内容なら、マークした部分は忘れて、別の箇所を使って記事作成します。
翻訳者&ライター+αで求められた能力とは
この作業をまとめると、
①同時通訳の音声を、使えそうなところをマークしながらまとめつつテープ起こし
→ライターのスキル
②使えそうな部分を英語音声から探してまとめつつテープ起こし
→翻訳者&ライターのスキル?音声聞き取りが入るのでちょっと違うかも
③使えないときは構成を変えて別の箇所をテープ起こし
→翻訳者&ライターのスキル?これも違うかも
④英語のテープ起こしを使って英語で記事作成
→翻訳者&ライターのスキル
という流れになります。
このタイプの原稿作成で重要な、②③④の作業は、翻訳者&ライターでないとできないということになります。
このお仕事に関しては、翻訳&ライター+αが必要でしたね。
現在は契約書翻訳・外国人雇用関連の記事も執筆しています
この経験は、今の仕事にも生きています。在留資格の記事については、外国人がかかわることから、英語との親和性が高いです。現在このサイトでは、
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