【翻訳上達塾】英語の「自然」は日本語の「自然」ではない
- hanakan860
- Mar 2, 2022
- 2 min read
今回は、翻訳の解説です。
和訳です。
翻訳者になる前、私は思っていました。
ここってどう訳するんだろう?
でも、誰にも聞けない・・・
あるいは、通信教育を受講していて、
講師に訳文を添削してもらって、
返してもらうんだけど、
どうしてそう直されているのか
わからない・・・
この記事が、そんなお困りを
解消するような記事になればいいと思います!
今回取り上げるのは、以下の英文です。
Frogs can be active (both on land and underwater).
どう訳しましたか?
カエルは、(陸上と水中の両方で)アクティブに活動できます。
このように訳したのではないでしょうか。

これでももちろん、OKです。
でも、訳すときに、
「この日本語、変だな…」
と思いませんでしたか?
そう、カッコ=( )です。
カエルは、(陸上と水中の両方で)アクティブに活動できます。
日本人が書くならば、
文章の途中に、こういう風な形で
カッコを入れることって、
あまりないですよね。
カエルは、陸上と水中の両方でアクティブに活動できます。
このほうが自然ですよね。
実はこれ、英語ならではの特徴です。
英語を書く人は、こういう風に、
カッコでくくるのが大好きなんですね。
英文を読んでいると、
カッコでくくられた文章が
よく出てきます。
英語にとっては自然ということです。
英語スピーカーにとっては自然で、
日本語スピーカーにとっては不自然。

ということで、
日本語スピーカーにとって
自然な日本語にするために、
このカッコは取ってしまいましょう。
こう思っていませんか?
原文にカッコがあるのに、
訳文で取ってしまっていいのだろうか…
わかります。
原文にあるものを、
訳文で取ってしまうのは
勇気が要りますよね。
訳抜けだ!
なんて言われたらどうしよう…
と心配になってしまいます。
しかし、繰り返しますが、
英語スピーカーにとって自然な言葉と
日本語スピーカーにとって自然な言葉は
違うわけです。
翻訳とは、読む人が
自然に思える言葉に置き換えること。

そのまま使ったら、
訳した言葉を読む人にとって
不自然になってしまうのだとしたら、
それは翻訳とは言えません。
使われている言葉だけではなく、
「読みやすさ」まで
片方からもう片方に移し替えるのが
翻訳だと考えるといいですね。
というのが、今日のお話でした!


